今週は2本。
「ディセンダント2」 運命になんて負けない。私らしく生きていく。選ばれしヴィランズの子供4人は、善人が住むオラドン合衆国の暮らしに馴染もうと奮闘。そんな中、「美女と野獣」ビーストの息子ベンと恋人になったマレフィセントの娘マルは、王室の一員になるプレッシャーから逃れるために、悪のルーツである生まれ故郷ロスト島へ。そこでは、アースラの娘ウーマが仲間を率いていた。自分たちをオラドン高校に招かなかったと妬むウーマは、フック船長の息子ハリーと、ガストンの息子ギルを引き込み、悪巧みをするのだった…。 【Amazon.co.jpより】
ディズニーチャンネル限定で作られた2時間ドラマの第2弾、青春ファンタジーミュージカルドラマ。 前作でめでたくいい子になったヴィランズ(ヴィラン=敵キャラの意味)の子供たち、マレフィセントの娘は王国の王子と恋人同士になり、幸せと学園生活を謳歌していた。 しかし、王国の生活にプレッシャーを感じる主人公は、ヴィランズの島へと逃げ帰る。 だが島では、4人だけが王国に呼ばれたことを妬んだかつての悪友が、ほかのヴィランズの子供たちと手を組み待ち構えていた…。 前作からそれほど時間が経過せず物語がスタートですが、作品自体は制作に約2年の空きがありまして。 出演者たちは全く同じメンバーですが、2年で結構育ってまして。 主人公のマルちゃんなんかめっちゃ可愛くなってた。 それとは逆に、フェアリーゴッドマザーの娘はめっちゃ肥えてた…。 新しく登場するキャラクターとしては、「リトルマーメイド」の海の魔女アースラの娘、「ピーターパン」の海賊フック船長の息子。 フック船長の息子が、んまぁ~~~~~~~超イケメン!! この二人はまぁわかるとして、そのほかに「美女と野獣」で主人公ベルに恋するうぬぼれやガストンの息子って…、元のキャラが地味なだけに”あ~あいつね”とはならなくてw もう一人、「シンデレラ」に登場する意地悪な姉ドリゼラの娘、もう設定がマニアックすぎてなかなか元のキャラが思い浮かばないw でもこのドリゼラの娘ちゃんがメッチャカワイイんだよこれが!! 今作もさすがディズニーってことで結構なお金の掛かってる作りになってますが、大掛かりに海賊船のセットを作ったためか海賊船のシーンが長く、逆にチープとゆうか、前作のような映画っぽさが無くなりドラマ感覚が強くなった印象。 前作はディズニー感がビンビンに感じられる内容でしたが、今作はディズニー感は少々薄め。 青春エピソードが無く、ヴィランズの島でのバトルだったり、追いかけっこだったりと、普通のアクションドラマになってた。 とゆうか、普通のアクションドラマよりもアクションレベルは低め。 相変わらずミュージカル部分はキレッキレのノリノリでいい感じ、歌詞はまぁ前作同様ちょっと恥ずかしいw 衝撃だったのがラスト、続きますぞコレ、第3弾はいつよ!? 面白かったです、ただ前作よりは若干盛り下がった感は否めませんが、まぁでも全然イケる。 前作観た方や、ディズニー好きな方にオススメ。
「怒り」 八王子で残忍な夫婦殺人事件が起こるが、犯人の行方は杳として知れず、整形して日本のどこかで一般の市民に紛れて逃亡生活を送っていると見られていた。事件から1年後、千葉・東京・沖縄に素性の知れない3人の青年が現われる。歌舞伎町の風俗店で働いているところを発見され、千葉の漁港で働く父・洋平に連れ戻された愛子。漁港にふらりと現われ働き始めた青年・田代と恋に落ちるが…。東京の大手通信会社に勤めるゲイの優馬は、クラブで出会った直人を気に入り家に連れ帰るが…。母に連れられ、東京から沖縄の離島に引っ越してきた高校生の泉は、無人島に1人で住みついている謎めいたバックパッカー田中に心惹かれていくが…。そんな中、TVでは1年前の事件に関して逃亡中の犯人の情報を求める公開捜査番組が放送されていたのだが…。 【allcinemaONLINEより】
豪華キャストによるサスペンス、12禁。 2016年の日本アカデミー賞に12部門ノミネートされた話題作。 夫婦が殺された殺人事件、その犯人と思われる人物が映った監視カメラの映像から割り出されたモンタージュ写真を使ったテレビ番組の公開捜査が始まる。 一方その頃、日本の3ヵ所で身元が不審な人物が世間から隠れるように生活していた…。 日本の3ヵ所で、犯人に似た人物の生活エピソードが代わる代わる展開されます。 その中で、公開捜査で新しく公開される情報が3人の特徴に当てはまるもんだから、共に生活する人も疑心暗鬼だけど、観てるこっちもまんまと疑心暗鬼になるってゆうね。 複数ヵ所で起こる出来事を代わる代わる展開するってゆう映画はよくあるけど、この映画は個々で起こるエピソードが濃すぎる。 ゲイカップルだけでも濃いのに、レイプがあったり、愛する人を通報したりと、濃いめの要素が多すぎてお腹いっぱいどころか胸焼けするわ!ってな感覚よ。 描写がリアルなんすよ、妻夫木聡と綾野剛のゲイカップルなんて濃厚本番シーンがあるし、動きがリアルで挿入してるのが感じ取れてなんかイヤーン。 広瀬すずちゃんがレイプされるシーンも、キャー!イヤァ!!からのウッ!ウッ!ってゆう変化が、入れられてるのが感じ取れてドン引きしてしまう。 12禁だけど、12禁じゃ足りなくない?って思うほど。 映画の内容・展開的に3人の中から真犯人は誰かを予想する映画ですが、終盤までは犯人を特定するような要素はあまりないので、予想とゆうより3ヵ所で起こる不幸物語を観るとゆう感じ。 なんとなく、3名の不審人物の扱いがね、一人だけ明らかに違うんで、真犯人は容易に予想できてしまう。 1名だけ「愛されない」んですよね、好かれはするけど。 出演者は、松山ケンイチ、綾野剛、森山未來、渡辺謙、妻夫木聡、宮崎あおい、広瀬すず、ピエール瀧などなど超豪華メンバー。 最後の最後で高畑充希ちゃんも出ててビックリだったw 面白かったです、どのエピソードも不幸まっしぐらなので観終わったときにはだいぶ鬱っぽい感情になりますが、映画そのものはかなり練り込まれたストーリー展開に感心しっぱなし。 濃いめで暗めなサスペンスが好きな方にはオススメ。
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